先生、ついに問5です
そうですね。この問5は試行テストの調査でも点が取れなかった問題なんです。でもきちんと情報をつかむ事ができると満点が取れる問題なのです。ここも前もって問題の解き方をきちんと考えてから取り組んでいくようにしましょう。
センター試験で言えば第6問の問題と同じように解いていくと思うといいですね。
さあ、実際の問題をみていきましょう
この問題はポスタープレゼンテーションのための準備をするための場面なのですが、ここで与えられているポスター自体がこの問題を解くための大きなヒントになっています。このポスターを軸に問題を読み解いていく事ができるとこの大問で満点をとる事ができますよ。
共通テスト試行問題英語問5を解いていきましょう(ポスターのある問題・伝記の問題)
どんなお話だろう〜ドキドキします!
さあ、じっくりと読み解いていきましょう!
手元に試行問題を印刷して一緒に書き込みもしながら解いていきましょう
では本文を読む前に情報を自分のものにしていきましょう。
先生問題の解説文をまず読んだらいいですね。読んでみます!
問5の問題の解説文を読んで情報をつかもう
Your group is preparing a poster presentation (あなたたちのグループはポスタープレゼンテーションの用意をしています)entitled “The Person Who Revolutionized American Journalism,” (タイトルは「アメリカのジャーナリズムを改革した人」です。using information (情報を使います)from the magazine article below.(下の雑誌の記事からの)
アメリカのジャーナリズムを改革した人のお話を読むんですね!
では次はポスターを読んでいけばいいですね
そうですね。しっかりと読み込んで本文では何を探していけばいいのか考えましょう。
宝島で宝物を探すための地図だと考えるといいですよ❤️
はい!楽しみです!💎
ポスターをしっかりと読んで、どんな情報が必要なのかを考えてみましょう
まず一番上はこのポスターのタイトルで「アメリカのジャーナリズムに変革を起こした人」ですね。
そしてその下はThe life of Benjamin Day
と書いてあるのでこの人の生涯について書いてあると思われれます❤️
1810年代には「子供時代をSpringfieldで過ごした」とあり
1820年代
1830年代
それぞれに何があったのかをつかむといいですね。
1830年代には4つの様々な事が起こったと考えられます♬
その下にはAbout The Sunとあるので
The Sunについての意見が書いてあるんですね。
▶Day launched The Sun on September 3, 1833.(DayはThe Sunを1833年の9月3日にスタートさせた)
▶ This newspaper was highly successful for the following reasons:(この新聞は次のいくつかの理由により大きく成功した)
とあるのでThe Sunがいくつかの理由があったので成功したんですね♬
■ A Shift in U.S. Journalism: A New Model(アメリカのジャーナリズムにおける変化:新しいモデル)
The motto of The Sun was “33 .”(The Sunのモットーを探す)
▶ The Sun changed American journalism and society in a number of ways:
(The Sunはアメリカのジャーナリズムと社会をたくさんの方法で変えた)だからいくつかその方法を選ばないといけないですね。
だいぶ読み込めましね❤️
では本文をいよいよ読んでいきますね
この問題は長文を読み始めて答えが分かったところで前もって読んでおいた問題を見ていくといいですね♬
長文の本文をいよいよ読んでいきましょう
Benjamin Day, (Benjamin Day)a printer from New England, (ニューイングランド出身の印刷家の)changed (変えました)American journalism(アメリカのジャーナリズムを) forever (永遠に)when he started(彼が始めた時に)a New York City newspaper, The Sun. (ニューヨークの新聞「The Sun」を刊行したことで)Benjamin Day was born (Benjamin Dayは生まれました)in Springfield, Massachusetts, (マサチューセッツ州スプリングフィールドで)on April 10, 1810.(1810年の4月10日に) He worked for a printer(彼は印刷屋で働いていた) as a teenager,(10代の頃) and at the age of 20 (そして20歳の時に)he began working (働き始めた)in print shops (印刷所や)and newspaper offices in New York.(ニューヨークの新聞社で) In 1831,(1831年に) when he had saved enough money, (彼は十分なお金を貯めて)he started his own printing business, (自身で印刷業を始めたました)which began to struggle (その仕事は苦戦を強いられるようになりました)when the city was hit(街が見舞われた時) by a cholera epidemic(コレラの流行に) the following year.(翌年) In an attempt to prevent (防ぐために)his business from going under(彼のビジネスが倒産してまうことを), Day (Dayは)decided to start(始めようと(創刊しようと)決めました) a newspaper.(新聞を)
彼が生まれてからのことが書かれていますね!
問1が解けそうですね。
はい!読みながらメモしていました。!
1810年 生まれる
10代の頃 印刷屋で働く
20歳 印刷屋と新聞社で働く
1831年 自分で印刷業を始める
1832年 コレラの大流行で仕事がうまくいかなくなる
新しい新聞を創刊しようと決めた!
お!最後の五番目はまだ出てきていないけどできました❤️
27は3のDay gained experience as a printer in his local area.(印刷屋で働いたとあったので)
28は2のDay established a printing company
(お金を貯めて自分の印刷屋を始めたとありました)
29は5のDay 's business was threatened by a deadly disease. (コレラの大流行で仕事がうまくいかなくなったとありました)
30は Day started a newspaper business. (新聞を創刊しようと決めたとあったのでこれ)
31は Day created other publications.(まだこれは出てきてないけれど新聞以外に他のpublicationsを作ったと考えられるからやはりここかな)
そうですね。なんと一つの段落を読むだけでできちゃいましたね。
年表があるものに関しては
Hanaちゃんのように軽くメモを取っておくといいですね❤️
問2を解いていきましょう(この表を埋めることができるように)
この表に入ることは何かを考えながら次の段落を読み進めていくといいですね。
In 1833, (1833年に)there were 650 weekly (週刊誌が650紙)and 65 daily American newspapers(65紙の日刊紙があり), with average sales(平均的な売り上げは) of around 1,200(およそ1200部数でした). Although there were cheap newspapers(安い新聞はありましたが) in other parts of the country(アメリカの他の地域では), in New York(ニューヨークでは) a newspaper usually cost (新聞は大抵していた)as much as six cents(一紙が6セントも). Day believed(Dayは信じていました) that many working-class people (多くの労働者階級の人々は)were able to read newspapers(新聞を読むことはできても), but chose not to buy them(新聞を買わないことを選んでいたと) because they did not address their interests(自分たちの関心ごとに対応していなくて) and were too expensive.(あまりにも高価だったので) On September 3, 1833, (1833年の9月3日に)Day launched The Sun (Dayは「The Sun」を創刊しました)with a copy costing just one cent(一部がたった1セントの). The introduction of the “penny press,”「ペニープレス」の導入は as cheap newspapers became known, (安い新聞が知られるようになった)was an important milestone (重要なマイルストーンでした)in American journalism history.(アメリカのジャーナリズムの歴史における)
The Sunを創刊したのは書かれていましたがまだ成功したまでは書かれていないのでもう少し読みますね。
Day’s newspaper articles (Dayの新聞記事は)were different (違っていました)from those of other newspapers at the time.(当時の他の新聞とは) Instead of reporting (報じるのではなく)on politics(政治や) and reviews of books or the theater(本や演劇のレビューを報じるのではなく), The Sun focused(「The Sun
」は焦点を当てました) on people’s everyday lives(人々の日常生活に). It was the first newspaper (最初の新聞でした)to report personal events(個人的な出来事を報じたり) and crimes(犯罪について報じた). It led to a paradigm shift(そのことがパラダイムシフトへとつながりました) in American journalism(アメリカのジャーナリズムにおいて), with newspapers (新聞は)becoming an important part(重要な一部となりました) of the community (地域社会の)and the lives of the readers.(読者の生活の) Day
(Dayは) also came up with (さらに思いついた)another novel idea:(別の斬新なアイディアを) newsboys selling the newspaper(新聞を売る男の子が新聞を売ると言う) on street corners.(街角で) People wouldn’t even have to step (人々は足を踏み入れる必要さえないでしょう)into a shop(店に) to buy a paper.(新聞を買いに)
パラダイムシフト・・
パラダイム(paradigm)は、ギリシャ語で範例を意味するparadeigmaから来ています。
元々は語形変化の一覧表などを指す時に使われていました。、1962年に米国の科学史家トーマス・クーンが著書「科学革命の構造」において、科学的研究の土台となる前提を「パラダイム」と呼び「広く人々に受入れられている業績で、一定の期間、科学者に、自然に対する問い方と答え方の手本を与えるものである」と新しい意味を与え、そこから「ある時代に特徴的な思想、価値観」「常識」などと解釈が拡大され、科学だけでなく経済やビジネスなどきわめて広い分野で使われる言葉となりました。現代では広い意味で使われていてその時代に当然と考えられていた物の見方や考え方が劇的に変化することを指しているというとこから派生し「定説をくつがえす」「革新的なアイディアで時代を変える」ということを表すときに使います。
The combination of a newspaper (新聞の組み合わせは)that was cheap (安くて)as well as (同様に)being easily available (簡単に手に入る)was successful,(成功し) and soon (そしてすぐに)Day was making a good living(Dayは生計を立てていました) publishing The Sun(「The Sun」を発行して). Within six months,(6ヶ月以内に) The Sun’s circulation (The Sunの発行部数は)reached 5,000(5,000部に達し), and after a year, (一年後には)it had risen to 10,000. (10,000部に達しました)By 1835,(1835年までに) sales of The Sun (The Sunの売り上げは)had reached 19,000(19,000部に達し), more than any of the other daily papers(他のどの日刊紙よりも多くなっていました) at that time(その当時の). Over the next few years,(その後数年の間に)about a dozen new penny papers(約12のペニー紙が) were established,(設立されて) beginning a new era of newspaper competition. (新聞競争の新時代が始まった)The success of The Sun (The Sunの成功が)encouraged (奨励した)other journalists (他のジャーナリストに)to publish newspapers at a lower price(低価格で新聞を発行することを). By the time of the Civil War,(南北戦争の始まる頃には) the standard price of a New York City newspaper(ニューヨーク市の新聞の標準化価格は) had fallen to just two cents.(わずか2セントまでに下がっていた)
circulation・・
circle(丸)と関連のある言葉です。丸は出発地点からぐるっと回って元のところへ戻ってきますね。動詞のcirculateは日本語では「循環する」といった意味です。血液や経済の流れを表すときなどにも使われますが、よく紙媒体や雑誌などの流通や配布に対して用いられます。動詞のcirculateが名詞になったのがcirculationで同じく「循環」ですが、チラシなどの配布などに対しても使われます。ここでは「発行部数」と考えるといいですね。また”in circulatio”の形で「出回って、流通して」という意味にもなります。
やっと成功したところまで来ましたね(笑)
はい!
まずは日常生活に焦点を当てていた。
1セントで買えた
地域社会や日常生活に根差していた
お店に入らなくても売り子から買える
線を引いてました!
ここから選択肢を見てみますね。
問2 Choose the best statemen(ts) to complete the poster.(You may choose more than one option.)
(ボスターを完成させるのに一番いい意見を選びなさい--答えは複数あっても構いません)
1 Day focused on improving the literacy levels of the working class.
(literacy level(読み書きの能力を上げるとは書いてませんでした。労働者階級の人は読めるけど・・・とありましたね)
2 Day introduced a new way of distributing newspapers.(新聞を配布する新しい方法を導入した取りますが、新聞の売り子を使ったと書いてあったのでこれは正しいです!)
3 Day realized the potential demand for an affordable newspaper.(手頃な価格の新聞の潜在的な需要を実現したとあり、これは1セントの値段設定にしたとあったので正解です!)
4 Day reported political affairs in a way that was easy to understand. (政治的なことではなく日常的なことをと書いてあったのでこれは違います)
5 Day supplied a large number of newspapers to every household.(すべての家庭に大量の新聞をとは言ってないので違います)
6 Day understood what kind of articles would attract readers.(Dayはどんな種類の記事が読者を惹きつけるのかを理解していたのだからこれは正解です!)
きちんと理解して読み込めていましたね。その3つとも正解です❤️
やった〜!
問3を解いていきましょう
まずThe Sunのモットーを探さないといけませんね。
そうですね。もう目的意識を持って読んでいかないといけませんね。
Despite his success, (彼の成功に関わらず)after about five years of operating The Sun(5年間The Sunを運営した後), Day lost interest in the daily work(Dayは日々の仕事に興味を失いました)of publishing a newspaper.(新聞を発行する) In 1838, (1838年に)he sold The Sun to his brother-in-law Moses Yale Beach, for $40,000(彼は義理の兄であるモーゼス・エール・ビーチに4万ドルでThe Sunを売却し
and the newspaper continued to publish
(新聞は発行を続けました)for many years. (何年間も)After selling the paper, (新聞を売却した後)Day moved into other business areas, (Dayは他の事業分野にも進出しました)including the publication of magazines(雑誌の出版など), but by the 1860s(しかし1860年代には) he was basically retired. (基本的には引退していました)He lived quietly(彼は静かに暮らしました) until his death (亡くなるまで)on December 21, 1889. (1889年の12月21日に)Although he had been involved (彼は関わりましたが)in the American newspaper business(アメリカの新聞事業に) for a relatively short time(比較的短い間), Day is remembered (Dayは記憶されている)as a revolutionary figure(革命的な人物として) who showed (示した)that newspapers could appeal (新聞がアピールできることを)to a mass audience.(大衆に)
さあ、では解いていきましょう
問 3 Which of the following was most likely to have been The Sun’s motto?(次のうち、「The Sun」のモットーであった可能性が高いのはどれか。
1 Nothing is more valuable than politics(政治よりも価値のあるものはないですが、政治について記事を書いていたのはそれ以前の新聞でした)
2 The daily diary of the American Dream (日記に関しては一言も述べられていませんし、アメリカンドリームと言う記述もありません)
3 The Sun: It shines for all(すべての人のために輝くと言うことだから本文の一番最後のところの新聞が大衆にアピールできると言うところと一致するので三番です)
4 Top people take The Sun(トップの人ではなく一般の人々が買ってくれてたので違いますね)
これは本文で言われていることをどのように言い換えられてもわかるかどうかということです。
きちんと本文の内容が取れていれば理解できますね。
問4を解いていきましょう。
問4 Choose the best statemen(ts) to complete the poster.(Youmaychoose more than one option.)(ポスターを完成させるための記述として、最も適切なものを選びなさい(複数選択可)。)
1 Information became widely available to ordinary people.(情報が一般の人にも広く行き渡るようになったので正解です)
2 Journalists became more conscious of political concerns.(ジャーナリストは政治的関心を持つようになっただからこれは違いますね。The Sunは日常的なことを書いていたので)
3 Journalists started to write more on topics of interest to the community. (ジャーナリストは、地域社会の関心事について書くようになったなので正解です)
4 Newspapers became less popular with middle-class readers.(新聞は中流階級の読者には人気がなくなったとは書かれていませんね。今まで買わなかった人がThe Sunを買うようになったのです)
5 Newspapers replaced schools in providing literacy education.(新聞は、識字教育の提供において、学校に取って代わりましたとは書かれていません)
6 The role of newspapers became much more important than before.(新聞の役割は以前よりもずっと重要になったというのは正解です。)
先生3つもありました!
いくつ選んだらいいのかわからないのできちんと読み込んでおくことが本当に大切ですね。
まとめ
この試行テストの結果でこの問5はなんと正答率が19パーセントでした。どのように読んでいくのがわからない人や、答えが複数あるということも大きく関係していたと思います。
しかし今回のようにきちんと読んでいくことができれば恐れることはないことがわかったと思います。もうすぐ本番を迎えますがこのやり方でしっかりと正答を自分のものにしていきましょう。
情報を求めながら段落の横に必要なものをメモしたり、線を引いたりしながらやっていくのもいいでしょう。
最高の力を出してくださいね。