
時制
状態動詞と知覚動詞は進行形にしない
ではまず時制の問題の中で出そうな事項を説明しておきましょう。

進行形にできない動詞をおぼえておこう👉状態動詞と知覚動詞
動詞には「歩く」「食べる」など動作を表す動作動詞と、「知っている」など状態を表す状態動詞の2つがあります。


寝ててもAlice先生のことずっと知っている状態は続いているからknowは状態動詞なんですね。
そうです。そして現在進行形(be動詞+〜ing)ってありますよね。例えば、「今カレンは勉強しています」は、Karen is studying now.のようにbe動詞+動詞の〜ing形で使いますね。「勉強する」は本を読んだり、書いたり、考えたりなどの動作をしているわけですから、〜ingにできるのですね。つまり動作動詞は進行形にできます。


ということは状態動詞は進行形にしてはいけないのですね。
そうですね。さらに知覚動詞も進行形にはできません。どんな動詞があるのか覚えておきましょう。

状態動詞・・・know(知っている)、belong to~(~に属している)、resemble(~と似ている)、consist(成り立つ)など
知覚動詞・・・see(~が見える)、hear(~が聞こえる)、smell(~の匂いがする)、understand(~を理解する)
have は目的語に何が来るのかによって状態動詞になるのか、動作動詞になるのか変わるので気をつけてね
例えば、I have a pen(私はペンを持っている)はペンを持っている状態があるので進行形にはできないの。じゃあI have lunch.はどうかな?


「この場合のhaveは「食べる」という意味だから進行形にできますね!「今ランチを食べています」みたいにI am having lunch.
って言えますね。
ということは・・・・もしI have a pen.を進行形にしちゃったら、「私はペンを食べている」となっちゃうので要注意ですね!
英語は時制に厳しいです。でもはっきりしていて気持ちいい

英語の時制ははっきりしています。時制についてはまた別に詳しく説明しますが、時制で困った時にはこのグラフを書いて、その文の主節の主語、副詞節の主語がどこにいるのかを考えておきましょう。
例えば受験によく出て来るものには大過去があります。これは形的にはhad+動詞の過去分詞形で過去よりもさらに過去を表すことができます。
Spiderman ( .................. ) New York , when I arrived at the party.
① was in ② has been to ③ had gone back to ④ would be back to

う〜ん。これは私がパーティに着いた時にはスパイダーマンはもうニューヨークに帰っちゃてたと考えるのが一番自然ですよね。

そうそう。上の写真みたいな感じですね。


あ!この時制のグラフで考えるとわかりやすいですね。私(I)はグラフの過去のとこにいるけど、スパイダーマンはグラフの過去よりも前の時間、つまり過去完了形(had+過去完了)のところにいる!
ということは?(笑)


主節のarrived atという過去時制よりも前の過去完了を表す③のhad gone back to が答えですね!
That's right. この時制のグラフは完了不定詞や、仮定法過去、仮定法過去完了においても使えます。

時を表す副詞節では未来のことでも現在形で表す。
時や条件を表す副詞節(If S + V, When S+Vなど)の中では例えその節の中に未来を表す言葉があったとしても、未来形は使わずに現在時制を用います。未来完了時制なら現在完了時制で表します。
I'll see my parents before I ( ) Japan tomorrow.
① leave ② left ③ will leave ④ have left

わかりました!「私が明日日本を発つ前に」という時を表すbefore 節なのでtomorrowがあっても現在形で①のleaveですね。
そうですよ。このように時や条件を表す説を作る接続詞をしっかり覚えておきましょうね。

時や条件を表す副詞節を作る接続詞
when(〜する時)、before(〜する前)、after(〜の後)、as soon as(〜するとすぐに)、until(〜するまで)、by the time(〜するまでに)the moment(〜した途端)
if(もし〜したら)、in condition that (〜という条件で)、in case(〜という条件で)
ただ目的語になっている名詞節になっている場合は未来のことは未来形で表しますよ。


Do you know when he will come tomorrow?みたいな感じですね。when節がknowという動詞の目的語に なっているのでwillを使うんですね。
そうですね。その違いをしっかり掴んでおきましょう。うまく訳すことができれば大丈夫ですね。

文型
自動詞と他動詞に気をつけましょう。
文型で大切なのは動詞です。動詞には自動詞と他動詞がありますが、getのように自動詞と他動詞の意味があるものもありますので要注意

例えばポケモンゲットだぜ!のgetは
I get a pockemon.で、getのあとに目的語が来ているから「〜を手に入れる」という目的語を取る他動詞ってことですか?
そうですね。じゃあI get to a pockemon.
ならどういう意味になる?


get to〜はarrive at~やreach~などと同じ意味で「〜に着く」という意味なので「ポケモンのところに着く」みたいな意味になるのかしら?
そうですね。ですからいまカレンの言ってくれた例文と先生の言った例文でどのように使うのかを例文ごと覚えておくと間違えにくいですね!

他動詞SVO・・・・・・I get a pockemon.(~を手にいれる)
自動詞SV+前置詞O・・・I get to a pockemon.(~に着く、〜に到着する)
自動詞で入試によく出て来るのはapologize to A for B(AにBのことで詫びる)、complain to A about (of) B(AにBのことで不平を言う)ですね。

他動詞は必ず覚えるときに例えば、discussなら「〜を(〜について)議論する」のように目的語をしっかりと取ってるんだよとわかるように覚えてね。例えばよくあるのはdiscuss「議論する」とだけ覚えてしまって、「その問題について議論する」を訳しなさいという問題に対して


あ!先生わかります!「〜について議論する」だからabout使わなくっちゃって思っていしまいます。で、We discuss about the problem.としてしまうということですね。
そうなんです。ですからきちんと短い例文 We discuss the problemで覚えるか、または先ほど言ったようにdiscussは「〜について議論する」のように覚えるといいでしょう。

よく出る他動詞
marry「〜と結婚する」(Will you marry me?僕と結婚してくれませんか?で覚えるといいでしょう。)= be [get] married to~
reach~=arrive at~=get to~「〜に到着する」
approach「〜に近づく」The typhoon is approaching Japan.
attend「〜に出席する」

lie とlay, riseとraiseもややこしくて迷っちゃいます。
lie とlay もよく試験にも出るし、間違えやすい単語です。これはlieは「横になる」layは「〜を横たえる」という意味でそもそも日本語自体を覚えようとしても混同しちゃいそうですね。ここでは目的語をbaby(赤ちゃん)にして「赤ちゃんが寝ている」「赤ちゃんを寝かす」と覚えると覚えやすいですよ。


問題を解いてみましょう。
My baby has (.. .......) all night long.
①lies ②lain ③lays ④lied ⑤laid

私の赤ちゃんは一晩中「寝ている」「横になってる」ということだから、目的語もないから自動詞のlieですね。lieの変化はlie-lay-lainだから②のlainですね!
そうですね!しっかりとlie、lay,そして意味は違うのですが「嘘をつく」のlieの動詞の活用形を覚えておきましょうね。

- lie(横になる、寝る)lie- lay- lain
- lay (〜を横たえる、〜を寝かす)lay -laid-laid
- lie(嘘をつく)lie-lied-lied
- rise (上がる)rise-rose -risen
- raise (〜を上げる)raise-raised-raised