センター試験文法問題No7~No10
さあ、文法問題残りは4問です。まずはtryしてみましょう。
センター試験文法問題No7
問7:Text messaging has become a common ( ) of communication between individuals.
① mean ② meaning ③ means ④ meant
Text messaging( テキストメッセージは) has become (なってきています)a common ( ) (一般的な( )に)of communication(コミュニケーションの) between individuals(個人個人の間での).
カレン、とてもうまく訳せていますね。カレンのように英語の塊で意味を理解することによって( )の中にどのような品詞を入れたらいいのかがわかりやすくなるんですよ。例えばこの問題ならa common ( )となっているところがポイントです。
そうですね。ここの選択肢は同じような言葉が4つ並んでいるのできちんとそれがわからないと間違いやすいかもしれないですね。
そうね。
じゃあ先生ここはaが付いているので( )の中には単数名詞が入るからmeaningが入るでいいですか?
Oh! カレン!そう思っちゃいますが、とても大事な単語を忘れています。
①のmeanは(意味する)を意味する動詞
②のmeaningは(意味)という意味の名詞
④のmeantは(意味する)という動詞の過去形、過去分詞
です。
しかしmeansは・・・・・
先生!いま辞書で調べてみたらmeansは名詞でしかもs付いているけど単数複数扱いで意味が(手段)という単語でした。
確かに「みんなが使っている手段」と考えるとさっき私の言ったmeaningでは文脈に合わないということでも答えにはならないと考えることもできますね。
そうですね。やはり品詞を問う文法が理解できているか、そして文脈がつかめているかということの組み合わせで解くと最強ですね。
meanは気をつけないといけない単語です。
先ほどmeanは動詞だと言いましたが、形容詞で「意地悪な」という意味もあります。
そして今回の答えになったmeansは単数で「手段」という意味があり
We are looking for a means for solving that problem.(我々はその問題を解決するための手段を探しています)
という感じで使うことができますが、実はこのmeansは単複同形で「複数の手段」を表す時にもmeansと言います。これを使ったイディオムもしっかり覚えておきましょう。by any means(いかなる手段を使っても)、by means of ~「〜(手段)で持って」は私立大学の入試問題にもよく出て来ますよ。
先生面白いですね!勉強になりました。
他にもsの発音に気をつけてねと言った発音問題のパートでも覚えたほうがいいですよと言ったnews[núːz]もsが付いていますが、不可算名詞なので単数扱いになることに注意しましょう。(語源はnew(新しいこと)がたくさんあるからnewsなんですけどね)ですから、数えられる場合はa piece of news, two pieces of newsのように使いましょう。
さらにsがつくけど単数だよという名詞の4つのグループを覚えておきましょう。
- 学問系 physics(物理学), economics(経済学)、
- 「種(しゅ)」species
- お知らせ系 news
- 続き物系 series
種はダーウィンの「種の起源」の種ですね。覚えておきます!
では次の問題へと進みましょう。問8から10はAとBにどの単語が入るのかという組み合わせを問う問題ですから、難易度は上がりますが、落ち着いて自分の持っている知識を生かすことを考えてやってみましょうね。
センター試験文法問題No8
問8 I was ( A ) when I watched the complete ( B ) ending of the movie.
① A: shocked B: surprised ② A: shocked B: surprising
③ A: shocking B: surprised ④ A: shocking B: surprising
I was ( A ) (私は驚きました)when I watched(見た時に) the complete ( B ) ending(完璧に(B)な結末を) of the movie(その映画の).
そうね。訳はバッチリね。
はい!しかもこれ、わかります。最初のAはshockedという過去分詞で、Bはsurprisingという現在分詞になります。
さすがカレン!よくできましたね。
はい。これは Alice先生に中学の頃、そして英検3級の勉強をしている時にしっかりと教えてもらっていました。
覚えていてくれて嬉しいです。ここではまず受け身という文法を思い出すことが大切ですね。例えば
My grandmother ate my cake. という文をMy cakeを主語にして「私のケーキはおばあちゃんに食べられた」としようと思うとどうなりますか?
My cake was eaten by my grandmother.
That's right. そうですね。My cakeを主語にして、ここは過去形の文でしたから動詞部分はwas eatenとして、ケーキを食べちゃったおばあちゃんはby my motherとしたらいいのですね。
受け身の文の作り方
受け身の文の作り方SVOの文の目的語の部分を主語にして、動詞部分はbe動詞+過去分詞の形にして、動詞部分の行為者はby〜で表すといいのですね。
まずはここを抑えられているかどうかがポイントですね。
そして今回の問題になっている動詞のsurprise, shockの意味を考えるとともに同じように使う単語も列挙しておきますね。
- surprise(〜を驚かせる)The news surprised me.
- shock(〜をひどくびっくりさせる)The news shocked me.
- interest(〜に興味を起こさせる)The book interested me.
- excite(〜をワクワクさせる)The game excited me.
- tire(〜を疲れさせる)The exam tired me.
わかります。元々の単語が受け身の訳のように「〜させる」という意味なんですよね。だから、「自分が驚く」というときは受け身の形にするんですよね。
そうですね。とすると人を主語にするとどうなるのかな?
- I was surprised at the news.(私はそのニュースに驚いた。)
- I was shocked at the news.(私はそのニュースにショックを受けた)
- I was interested in the book.(私はその本に興味を持った)
- I was excited at the game.(私はそのゲームにワクワクした)
- I was tired of the exam.(私はテストにうんざりした)
先生、元々が「〜させる」という動詞は人が主語になると過去分詞を使うんですね。前置詞もbyではなくatやinなどby
以外のものを使うんですね。
そうですね。だから現在分詞のinterestingはそのまま形容詞になってしまって物が主語になった時に使ったり(This book is interesting.)、名詞を修飾したりするんですね。(This is an interesting book.)
さあ、それでは問9を問いて見ましょう。
センター試験文法問題No9
問9:( A ) is no ( B ) the increase in traffic on this highway during holidays.
① A: It B: avoid ② A: It B: avoiding
③ A: There B: avoid ④ A: There B: avoiding
あ!これわかりました!動名詞を使った慣用表現ですね。
There is no~ingの形で使って「〜することはできない」という意味です。
そうですね。There is no telling what will happen tomorrow.(明日何が起こるかは全くわからない)
ことわざで There is no accounting for tastes.(蓼食う虫も好き好き)つまり人の好みを説明することはできないという言い方もできますね。すごいね。カレン。
はい。ですからこの文はavoidは「〜を避ける」という意味ですから「(There ) is no ( avoiding ) (避けることはできない)the increase(増加を) in traffic(交通の) on this highway (この高速道路の)during holidays(休暇中に).」となります!
さあ、いよいよ問10まできましたよ。
センター試験文法問題No10
問10: The police officer asked the witness ( A ) the situation as ( B ) as possible.
①A: describing B: accurate ②A: describing B: accurately
③A: to describe B: accurate ④A: to descrive B: accurately
The police officer(その警察官は) asked (頼みました)the witness(目撃者に) ( A ) (詳しく話してくださいと)the situation (その状況を)as ( B ) as possible(できるだけ正確に).ということですね。
うまく訳せましたね。まずAの部分のヒントは何かわかる?
わかります。先生にずっと言ってもらっていた
ask O to〜「Oに〜してと頼む」
want O to~「Oに〜してほしい』
tell O to~「Oに〜してと言う」の形ですよね。
そうです。この形は英文の基本となる大切な形ですからしっかりと覚えておきましょうね。ではBには何が入りますか?
ここは訳も「正確に」と訳しているので副詞が入ると思うのでAにはto describeでBにはaccuratelyが入ると思います。
カレン、大正解!Bに何が入るかはカレンのようにきちんと訳して「正確に」となっているので副詞、と考えてもいいし、ここはas~as possible「できるだけ〜に」と言う表現を消して考えてみると、 describe the situation accuratelyとして「正確に詳しく状況を説明する」と、動詞を修飾しているので副詞だなとわかりますね。
最後までよく頑張りましたね。slow(ゆっくりな)という形容詞、slowly(ゆっくりと)という副詞となるのはみなさん知っていると思いますが、-lyで終わっているけど形容詞という単語もあるんです。そしてlyで終わっているけど形容詞というものを知っているかどうかというのが、以前のセンター試験でも出ているんですね。ではこの見分け方を覚えておきましょうね。めちゃ簡単です。
形容詞+ly= 副詞 slow----slowly,
名詞+ly= 形容詞 friend-----friendly「友好的な」 (センター試験にはこれが出ました)、cost-----costly「高価な、犠牲の大きい」、day---daily「毎日の」week----weekly「毎週の」month----monthly「毎月の」
先生!とってもわかりやすいです。どっちなのか結構迷っていたんです。過去問題をしっかり解いておきますね。