英検 英検準1級

英検準1級の長文の読み方・・英検1級講師が教えます

更新日:

Hi, Aliceです。英検1級、TOEIC満点、
国連英検A級取得。中高英語教員資格持ってます

外資系企業で働いた後、現在英会話スクールで主に
プライベートレッスンで高校、大学受験、英検、 TOEIC,
TOEFL,  IELTS対策など一人一人の目標達成の
ためのレッスンをしています

Alice先生
Alice先生
Yuki
Yuki

先生!ハロー。英検準1級の
試験まで後少しですが、
長文がなかなか読めません!

ハロー
Yuki!
大学受験に有利になるように
ぜひ英検準1級合格したいですね!今日は頑張りましょう

Alice先生
Alice先生

この記事を読んだ方は・・

長文が読めるようになります。
解答の選択肢もきちんと選択できるようになります。

Alice先生
Alice先生

英検準1級の長文について

Yuki、長文を読んでいてどんな問題点があるのかな?

Alice先生
Alice先生
Yuki
Yuki

そうですね。
書いてあるいることがわからない
訳ではないんだけど
答えを選んだら間違ってしまってる
ということが多いんです。

そうですね。
長文は配点は多分高くなると思うので

(配点はその時の
受ける人たちのスコアによって違います。みんなが取れないところで正解を取ると配点が高くなると考えるといいと思います)

ここで必ず正解を取れるようにしておかないといけませんね。

Alice先生
Alice先生

英検の採点方法は2016年度に大きく変わりました

(英語検定協会様のHPより)

合格するためには、技能のバランスが重要になります

スコアは各回の全答案採点後、統計的手法(Item Response Theory)を用いてスコアを算出しています。

つまり受験された方が自分がどれだけあっていたかという正答数でスコアを算出することはできません。

正答数の目安を提示することはできませんが、2016年度第1回一次試験では、1級、準1級は各技能での正答率が7割程度で

2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格さレテいるということです。

Alice先生
Alice先生

図① 準1級一次試験の場合

2級一次試験を例とした場合
(英語検定協会様のHPより)
Yuki
Yuki

そうなんですね!できるだけ
正答するということはもちろんですが、
みんなが正答を導きにくい長文で
正答数を上げることでさらに
スコアが伸びていくということなんですね。

ううう!頑張るぞ〜

では次の長文を読んでいきましょう。
ここではこんな文なんだ〜とさらっと
見てくれるだけで大丈夫。

問題の解き方は一緒にYukiと
考えていきましょうね。

Alice先生
Alice先生

The War over Antiquities

In recent years, a number of illegally acquired antiquities have been returned to their countries of origin. This has largely been the result of an international treaty put forth in 1970 by the United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization (UNESCO). The treaty has limitations, however. For one, although it calls for governments to recover and return objects illegally imported after the treaty was established, there is no mention of how to treat objects acquired prior to that. Consequently, the basis for supporting the return of some of the world's most valuable antiquities can be unclear.Many of these objects were acquired centuries ago through war and colonial expansion, and their rightful own ownership is hotly debated.

One well-known example is the Elgin Marbles, a collection of stone sculptures and architectural features that were once a part of the Parthenon in Athens,Greece. In the early 1800s, when Greece was ruled by the Ottoman Empire, the British ambassador, Lord Elgin, began making casts and drawings of the ancient artworks. By that time, centuries of conflict and neglect had left the Parthenon in ruins, with only some of the marbles still intact. Elgin removed roughly half of the remaining pieces and shipped them to Britain, where they were eventually sold to the British government. The legality of elgin's actions has long been disputed by the Greeks, who have been calling for the marbles' return ever since.

Many favoring the marbles' return to Greece argue that they must be viewed in their original cultural setting in order to be fully understood and interpreted. All requests made to the British government, however, have been rejected.Each year, millions of visitors from around the world visit the British Museum, where the marbles can be viewed free of charge. Authorities there believe the ability to study and research the marbles in London has contributed to a greater international appreciation for Greek cultural heritage. Moreover, they argue that displaying the marbles alongside works from European cultures that both influenced and were influenced by Greek sculpture allows for a historical comparison of European art.

Further complicating the debate for several decade was the question of whether Greece could properly care for and display the marbles if they were returned. The Acropolis Museum in Athens had limited space , and air pollution had grown so severe by the late 1970s that returning them to the Parthenon would have resulted in substantial damage. To address this, Greece began the construction of a new building for the Acropolis Museum in 1999. Today, visitors to the museum can view plaster copies of the Elgin Marbles alongside the pieces of the marbles that have remained in Greece. Such an arrangement allows the artworks to be viewed as a complete set. However, curators at the museum hope to be able to replace the plaster copies with the actual marbles soon. Although authorities at the British Museum say they have no plans to part with them, recent opinion polls show a majority of Britons are in favor of returning the marbles to Greece.

Yuki
Yuki

うう!頑張ります。先生どうやって読んでいくといいですか?

とってもシンプルですよ。

Alice先生
Alice先生
  1. 題名を読む(ここではあまり意味がわからなくても大丈夫)
  2. 問題を読む (ここでは(38)にあたります。
  3. 問題の答えを探しながら読む
  4. 問題の答えがこれかな?と思ったら自分の言葉でまとめてみる
  5. 問題の選択肢の中から、4.で述べたことを探す

この繰り返しです!
シンプルでしょ。
では一つ一つ説明していきますね

Alice先生
Alice先生

1. 題名を読む

まずしっかりと題名を読みましょう。ここではきちんと訳すことができなかったり、題名の中にわからない単語があっても大丈夫です。

Yuki
Yuki

え?そうなんですか?
今回warは「戦争」だとは思ったのですが、
Antiquitiesがよくわからなくて・・・
「アンティーク」に似てるなと思ったけど。

そう。それで大丈夫なの。
記事の見出しや、エッセイの題名というものは
作者が読者に興味を持ってもらうために
つけられているので、ちょっとだけ謎めいてる方が
いいのよ。

読んでみようかなと思っちゃうでしょ。

Alice先生
Alice先生
Yuki
Yuki

確かにそうかもです!

2.問題文1を読む

(38)Why are the Elgin Marbles not covered by the UNESCO treaty?

Yuki
Yuki

なぜ、Elgin Marblesはユネスコの条約の対象になっていないのですか?ということですね

先生Elgin Marblesの意味もわかりませんがユネスコの対象というから人ではなくどこかの場所か、ものと思っておけばいいですか?

そうですね。読んでいけばわかるはずなので
今の訳のように訳していくといいですね。

それではいつものように訳していきましょう。

Alice先生
Alice先生
Yuki
Yuki

In recent years, (近年)a number of illegally acquired antiquities(たくさんの不法に獲得されたantiquitiesが) have been returned(変換されている) to their countries of origin(それらの元々あった国へと). This has largely been the result (これは主に結果である)of an international treaty (国際条約の)put forth (提唱された)in 1970(1970年に) by the United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization (UNESCO)(ユネスコによって). The treaty has limitations, however.(しかしながら条約には限界がある) For one, (一つには)although it calls for governments (この条約は政府に求めているが)to recover and return(回収して返還するように) objects (物品を)illegally imported(不法に手に入れられた(輸入された)) after the treaty was established(その条約が制定された後に), there is no mention (なんの言及もない)of how to treat (どのように扱ったらいいのか)objects (物品を)acquired prior to that(その条約の制定前に獲得された). Consequently, (その結果)the basis(根拠が) for supporting(支持するための) the return(変換を) of some(いくつかの) of the world's most valuable antiquities (世界で最も価値のあるantiquitiesの)can be unclear(明らかにはなっていない).Many of these objects (これらの物品の多くは)were acquired(手に入れられている) centuries ago (何百年も前に)through war and colonial expansion(戦争や植民地の拡大によって), and their rightful own ownership (そしてそれらの正当な所有権については)is hotly debated(熱く議論されている).

うまく訳せましたね!

Alice先生
Alice先生
Yuki
Yuki

はい!そして読んで行ったらやっぱり
antiquitiesは「アンティーク」だとわかりました!
「古代の美術品」ということですね!

そうですね。文を読んでいくとわかりますね。

そしてここでYukiに問題解いていってもらっても
いいんですが、いつも先生が言っているディスコースマーカーに印をつけていきますね。

そして一つの文の主語と動詞にも色をつけてわかりやすくしておきます。

Alice先生
Alice先生

ディスコースマーカーには必ず印を入れながら読んでいきましょう

Yuki
Yuki

先生、ディスコースマーカーって
Howeverやbutみたいなものですよね。

そうですね。
Howeverのような逆説の意味を表すものは
とても大切ですよね。

でもそれ以外にも追加、追加、譲歩、まとめ、などいろんな意味の
ものがあるので詳しく知りたければこちらの記事で
再確認しておいてくださいね。

Alice先生
Alice先生

In recent years, (近年)a number of illegally acquired antiquities(たくさんの不法に獲得されたantiquitiesが) have been returned(変換されている) to their countries of origin(それらの元々あった国へと). This has largely been the result (これは主に結果である)of an international treaty (国際条約の)put forth (提唱された)in 1970(1970年に) by the United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization (UNESCO)(ユネスコによって).

The treaty has limitations, however.(しかしながら条約には限界がある)

For one, (一つには)although it calls for governments (この条約は政府に求めているが)to recover and return(回収して返還するように) objects (物品を)illegally imported(不法に手に入れられた(輸入された)) after the treaty was established(その条約が制定された後に), there is no mention なんの言及もない)of how to treat (どのように扱ったらいいのか)objects (物品を)acquired prior to that(その条約の制定前に獲得された).

Consequently, (その結果)the basis(根拠が) for supporting(支持するための) the return(変換を) of some(いくつかの) of the world's most valuable antiquities (世界で最も価値のあるantiquitiesの)can be unclear(明らかにはなっていない).

Many of these objects (これらの物品の多くは)were acquired(手に入れられている) centuries ago (何百年も前に)through war and colonial expansion(戦争や植民地の拡大によって), and their rightful own ownership (そしてそれらの正当な所有権については)is hotly debated(熱く議論されている).

Alice先生
Alice先生
Yuki
Yuki

おお!先生よりわかりやすくなりましたね。
紫色の字がディスコースマーカーなんですね。

つまり
古代の美術品がユネスコの条約によって
元々の国に返されてる

でも問題がある

条約制定前に獲得された美術品については
言及されてない

その結果世界の最も価値のある美術品の
変換を求める根拠が明らかになってない

そしてそれらの美術品についての正当な
所有権に関して激しい議論がある。

そうですね。このようにわざわざ色をつけて読む必要は
ありませんが、
主語と動詞、そしてその次にくるものに気をつけつつ

ディスコースマーカーには必ず印を入れて読むことが
できると文の流れがわかるし、問題に対しても自信を持って
答えられるはずなのです。

Alice先生
Alice先生
Yuki
Yuki

ほんとですね。まだElgin Marblesが出てきてないので
次の段落を読んだらいいですね。

でもこの話の流れから考えると、返還で論争になっている
ものの一つかもと考えられますね。

第二段落読んでみます!

そうですね。 文脈をつかむことで
圧倒的に読みやすくなりそうですね。

では第二段落読んでみてね。

Alice先生
Alice先生

第二段落を読んでみましょう・・第一問と第2問にも答えていきましょう

Yuki
Yuki

One well-known example(一つの有名な例は) is the Elgin Marbles(Elgin Marbles), a collection(Elgin Marblesとは集めたものである) of stone sculptures and architectural features (石の彫刻や建築物を)that were once a part(それらはかつて一部であった) of the Parthenon in Athens,Greece(ギリシャ、アテネのパルテノン神殿の).

In the early 1800s(1800年代の初め), when Greece was ruled(ギリシャが支配下にあった時) by the Ottoman Empire(オスマン帝国による), the British ambassador(イギリスの大使であった), Lord Elgin(エルギン卿が), began(始めた) making casts(型を作ったり) and drawings(絵を描くことを) of the ancient artworks(古代の美術作品の).

By that time(その頃までには), centuries of conflict and neglect (何百年にもわたる紛争と放置によって)had left the Parthenon in ruins(パルテノン神殿は荒廃してしまった), with only some of the marbles(大理石の一部だけが) still intact(傷がない状態で).

Elgin removed roughly (エルギン卿は粗雑に取り除いた)half(半分を) of the remaining pieces(残っていた大理石の) and shipped them to Britain(そしてイギリスへと船で送った), where (イギリスでは)they were eventually soldその大理石は最終的には売却された) to the British government(イギリス政府に).

The legality of Elgin's actionsエルギン卿の行為の合法性はhas long been disputed (長い間論争の的になっていた)by the Greeks(ギリシャ人によって), who have been calling(彼らはずっと要求し続けている) for the marbles' return(大理石の返還を) ever since(その時からずっと).

いいですね!

Alice先生
Alice先生
Yuki
Yuki

ここでは Elgin Marblesの説明になっていますね!
先生ここで問題解いてみます

38)Why are the Elgin Marbles not covered by the UNESCO treaty?(なぜElgin Marblesはユネスコ条約の対象ではないのか)

Yuki
Yuki

さっきも第一段落のまとめで
言ったように条約前の美術品については
ユネスコ条約(1970年)ではカバーできてないので
論争になってる

という繋がりもあり、

1800年代初めにとあるので条約の適用外です。

ということで・・・

  1. Greece's history as part of( the Ottoman Empire makes it difficult to determine exactly which country they belong to.
  2. The British government acquired them from one of its citizens instead of directly from the marbles' country of origin.
  3. They were transferred to Britain more than 100 years before the treaty was negotiated.
  4. The international community officially recognized Britain as their rightful owner prior to 1970.
Yuki
Yuki

先生!なんかすぐにわかっちゃいました。さっき言ったことを頭に読んでいくと

1.はギリシャの歴史は・・だから違う(オスマン帝国の一部でもあったというギリシャの歴史的事情のためにそれらがどの国が所有されるものだったのかを決めるのが難しくなっている)

2.はイギリス政府は市民から手に入れた・・エルギン卿はイギリス大使だから違う

(イギリス政府は大理石を元々あった国から直接入手したのではなくイギリス国民の一人から手に入れた)

3.それらは条約が取り決められる100年以上前にイギリスに
移された。

4.国際社会が1970年より前にイギリスを正当な所有者として公式に認めた

3のTheyなElgin Marblesと考えられるからここでは3が
正解です!

そうですね。しっかり読めましたね。
第一段落で流れがつかめていて
その一つの例であるElgin Marblesのことを
第二段落で述べていることがわかってこその
正解ですね。

第二段落では年代に気をつけながら
読んでいけばよかったですね。

では第二問に進んでいきましょう〜

Alice先生
Alice先生

(39)What do we learn about the removal of the Elgin Marbles from Greece?(ギリシャからエルギンマーブルが持ち去られたことに関して何がわかりますか?)

Yuki
Yuki

これは第二段落のことですから
もう読めてますね。
持ち去られたことについては
第二段落の最後の文で
The legality of Elgin's actions(エルギン卿の行為の合法性は) has long been disputed (長い間論争の的になっていた)by the Greeks(ギリシャ人によって), who have been calling(彼らはずっと要求し続けている) for the marbles' return(大理石の返還を) ever since(その時からずっと).

と言っていてエルギン卿の行為とは「ギリシャから大理石を持って帰ったこと」だから、今でもその所有権を巡って論争が続いているということですよね。

  1. Lord Elgin initially tried to stop the marbles from being shipped to Britain so he could finish his work with them in Greece.
  2. The British government argued that maintenance of the marbles would be much cheaper if they were kept in Britain.
  3. Britain and Greece disagree on whether Lord Elgin had a lawful right to take the marbles to Britain.
  4. British believed the marbles did not belong in Greece as Ottoman rulers had brought them there illegally.
Yuki
Yuki

1.は違います。「エルギン卿は最初大理石がそれらを使って作業がギリシャでできるように大理石がイギルスから船で送られるのを阻止しようとした。」とは書いてありません。

2.も違います。「イギリス政府は大理石の維持費はもしイギリスで保管されていれば安く済むだろうと主張した。」このようなことを政府は言ってないです。

3.が正解です。「エルギン卿がイギリスに大理石を持っていく合法的な権利があるかどうかでイギリスとギリシャには
意見の相違がある」だから第二段落の最後の文の内容と
同じです。

4.を確かめておくと、「イギリスはオスマン帝国の支配者が不法にそれらをギリシャに持ち込んだのだから大理石はギリシャのものではないと考えていた。」とあり、このようなことはかかれてありませんでした。ギリシャがオスマン帝国の支配下にあったとは書かれていますが。

第3問を解いていきましょう

いいですね!確実に読めていますね。
では次の問題ですよ。それでは問題を読んでみましょう。

Alice先生
Alice先生

(40)What is one thing authorities at the British Museum say about the Elgin Marbles? (大英博物館当局がエルギンマーブルについて言っていることの一つは何か)

Yuki
Yuki

大英博物館が言っていることは何かいくつかあって
そのうちの一つを答えるということですね。

そうですね。じゃあ訳していきましょう。

Alice先生
Alice先生
Yuki
Yuki

Many(多くの人は) favoring the marbles' return to Greece(ギリシャへの大理石の変換を支持する) argue (主張する)that they must be viewed (大理石はみられなければならないと)in their original cultural setting(元々の文化的な環境において) in order to be fully understood (十分に理解され)and interpreted(解釈されるために).

All requests(全ての要求は) made to the British government(イギリス政府に対してなされた), however, (しかしながらhave been rejected
(拒否されてきた).

Each year(毎年), millions of visitors from around the world(世界中から何百万人もの観光客が) visit (訪れる)the British Museum(大英博物館を), where (そこでは)the marbles(大理石の数々を) can be viewed (見ることができる)free of charge(無料で).

Authorities there (大英博物館の当局は)believe(信じている) the ability to study and research the marbles in London(ロンドンで大理石の研究と調査ができることは) has contributed(貢献してきたと) to a greater international appreciation(国際的な理解を大いに高めるのに) for Greek cultural heritage(ギリシャの文化的遺産に対する).

Moreover, (さらに)they (当局は)argue(主張している) that displaying the marbles (大理石を展示することは)alongside works(作品とともに) from European cultures(ヨーロッパ文化の) that both(どちらもが) influenced(影響を与え) and were influenced(影響を受けている) by Greek sculpture (ギリシャ彫刻によって)allows(可能になるのだと) for a historical comparison (歴史的な比較を)of European art(ヨーロッパ芸術の).

いい訳ですね。

Alice先生
Alice先生
Yuki
Yuki

ありがとうございますっ!
質問が

40)What is one thing authorities at the British Museum say about the Elgin Marbles? (大英博物館当局がエルギンマーブルについて言っていることの一つは何か)

Yuki
Yuki

ということだから、Authorities believe that~のところと
そのあとMoreover(さらに)they argueのところが答えになりますね。
つまり、

大英博物館の当局はロンドンで大理石を研究することでギリシャの文化的遺産に対する国際的な理解を大いに高めることに貢献してきたと考えている

大英博物館の当局はギリシャ彫刻に影響を与え、また影響を受けたヨーロッパ文化の作品と一緒に大理石を展示することでヨーロッパ芸術を歴史的に比較することが可能となると主張する

ということ。選択肢は・・

  1. Returning the marbles to Athens would result in a loss of interest in European art among the British public.
  2. Although it would be ideal to display the marbles in Athens, they cannot be safely transported there.
  3. It is in the best interest of the British public to keep the marbles in London because of the tourism the pieces attract to Britain.
  4. The way the marbles are displayed in London allows them to be studied in a historical context.
Yuki
Yuki

1.は「アテネに大理石を返すことで、イギリスの一般大衆の間でヨーロッパ芸術に対する関心が失われることになるだろう」
だから違います。

2は「アテネで大理石を展示することは理想的だが、そこへ安全に運ぶことはできない」
だから違います

3.は「大理石はイギリスに観光客を引き寄せるのでロンドンに大理石を置いておくことがイギリスの一般大衆にとって最大の利益となる」これも違いますね

。は「ロンドンでの大理石の展示方法はそれらが歴史的背景の中で研究されることを可能としている」

だから僕がさっき言ったこととあいます。4ですね!

きちんとディスコースマーカーに
気をつけながら文の流れをつかんでいくと
正解を自信を持って選ぶことができますね!

すごい!では最後の問題ですよ。

Alice先生
Alice先生

第4問を読んでから第4段落を読みましょう。すると第4問が解けます。

(41)Construction of a new building for the Acropolis Museum was begun so that (アクロポリス美術館としての新しい建物を建設する理由は・・・

Yuki
Yuki

Further complicating(一層複雑にしているのは) the debate(論争を) for several decade(何十年にも渡って) was the question (問題である)of whether Greece could properly care for(ギリシャが適切に手入れをしたり) and display(展示できるか) the marbles (大理石を)if they were returned(もし大理石が返還された場合).

The Acropolis Museum in Athens(アテネのアクロポリス博物館には) had limited space(限られたスペースしかない) , and air pollution (そして大気汚染が)had grown so severe(非常に深刻化していたので) by the late 1970s (1970年代の終わりまでに)that returning them to the Parthenon(パルテノンに大理石を返していたら) would have resulted (結果になっていただろう)in substantial damage(かなりの損傷という).

To address this(これに対処するために), Greece began(ギリシャは始めた) the construction of a new building(新しい建物の建設を) for the Acropolis Museum(アクロポリス博物館として) in 1999(1999年に).

Today(今日), visitors to the museum (博物館を訪れる人は)can view (見ることができる)plaster copies (石膏の複製を)of the Elgin Marbles (エルギンマーブルの)alongside the pieces of the marbles(いくつかの大理石と一緒に) that have remained in Greece(ギリシャに残っていた).

Such an arrangement(このような配置により) allows the artworks(作品は) to be viewed (見ることができる)as a complete set (完全に揃ったものとして).

However(しかしながら), curators at the museum (博物館の学芸員は)hope (願っている)to be able to replace(置き換えることができるように) the plaster copies(石膏の複製を) with the actual marbles (本物の大理石と)soon (近いうちに).

Although authorities at the British Museum (大英博物館当局は)say (言ってる)they have no plans (彼らには計画はないと)to part with them(大理石を手放すという), recent opinion polls (最近の世論調査は) show (示している)a majority of Britains (イギリス人の大多数が)are in favor (賛成であると)of returning the marbles to Greece.(大理石をギリシャに返還することに)

Yuki
Yuki

あ、先生わかります。To address thisの部分(グレーにしたるところ)が答えの部分ですね!

thisは前の文の「アクロポリス博物館はスペースが狭くて大気汚染もひどかったので1970年代までに大理石を返していたらひどいことになっていただろう」ということを指していますね

これを解答の選択肢から選んでみます

  1. visitors could have the chance to view British artworks that the museum was able to borrow from London.
  2. a safe location could be established for housing and displaying the Elgin Marbles if Greece were able to recover them.
  3. pieces of the Elgin Marbles that remained in Greece could be moved to a facility partly controlled by Britain.
  4. a part of the museum that had suffered damage in the 1970s as a result of air pollution could be replaced.

きちんと読めているからすぐに答えが出そう!

Alice先生
Alice先生
Yuki
Yuki

1.は「博物館がロンドンから借りることができたイギリスの芸術作品を来場者が見ることができるようにするため」だから違いますね

2は「もしギリシャが大理石を取り戻したらエルギンマーブルを保管して展示するための安全な場所を設けるようにするため」だからこれです!

3は「ギリシャに残っているエルギンマーブルの断片をイギリスが一部を管理する施設に移動できるようにするため」だから違います

4は「大気汚染の結果1970年代に損傷を受けていた博物館の一部を建て替えることができるようにするため」だから違います!

Yuki!
しっかり読み込めてうまく答えを出すことが
できるようになりましたね!

Alice先生
Alice先生
Yuki
Yuki

はい!先生、問題をしっかりと読んで
その答えを探しながら、

本文を読んでいきます。そしてディスコースマーカーに
印をつけて読んでいけば文の流れもしっかりとつかめて
本当によく理解できました!

英検準1級の長文の読み方のまとめ

さあ、ここまでYukiと一緒に英検準1級の長文を読んできましたが、いかがでしたか?かなりの量の長文ですし、内容に関しても歴史、科学、生物、社会学など多岐に渡ります。

これをどのように読んでいくか

でもきちんと目的意識を持って読んでいけば読めるようになります。今回のこの記事でしっかりとそのコツをつかんでくださいね。

長文の読み方

1. 題名を読む(この時全てを理解できなくてもOK)

2.問題をしっかりと読む(なんとなく読まないでしっかりと読んでくださいね)

3.その問題の答えを探しながら段落ごとに文を読んでいく

4.各文の主語・動詞に気をつけながら、ディスコースマーカーで文の流れをつかみながら読んでいく(スラッシュリーディングしていくと前から文の意味がつかめます)

5.そうすると必ず2の問題の答えが選択肢を読むより前にわかります!

6.この読み方を繰り返していく

この読み方でしっかりと英検準1級の長文は読めるようになります。さらに他の資格試験や受験の長文も読めるようになりますよ。

Alice先生
Alice先生

過去問題集を使ってしっかりと長文を読む練習をしておきましょうね。

エルギンマーブルについて知りたい方はこちらのサイトで
ちょっと知識を手にいれてみましょう〜

Alice先生
Alice先生

大英博物館の至宝 略奪されたエルギンマーブル

https://www.japanjournals.com/feature/survivor/14502-elgin-marbles.html

大英博物館に展示されているエルギンマーブルの一部です
Yuki
Yuki

おお!先生!これがElgin Marblesなんですね!
ちゃんと長文を読めたからより感慨深いです!

この続きはcodocで購読

-英検, 英検準1級

Copyright© English/English 英語学習サイト , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.