大学受験 長文読解

国公立大学和文英訳・・東京大学編

更新日:

Karen
Karen

先生、今年の受験はハードそうな気がします

そうね。センター試験から共通テストに変わるだけでも
かなりの精神的負担もあるのに新学期は自宅での勉強だったから不安になる気持ちもわかります

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

どうしたらいいのでしょう・・

Karenだけでなく他の受験生も
みんな不安に思う気持ちは同じだから
自分ができることを確実にやって行くしかないですね

Alice先生
Alice先生

今年は共通テスト初めての年になります。色々な予想問題が出たり、模試があったりしますが、実際にどのような問題が出るのかはやはりある程度までしかわかりません。

どのような問題が出たとしてもきちんと読み込むことのできる英文読解力を身につけていきましょう

そのためにも英文和訳というのはいい練習になります

さらに二次試験が今年は大いに鍵になってくると思うので二次試験で高得点を取るためにもきちんと和訳ができるように頑張っていきましょう

東京大学の英文和訳をしてみよう

今日は東京大学の和文英訳をしていきましょう

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

え?先生!東京大学ですか?

めちゃくちゃ難しそう!

東大の英語に限らず英文和訳では与えられたパッセージの中で何を伝えようとしているかを考えた上で、下線部を訳していくことが必要になってきます

その練習をするのにはとてもいい問題だと思います
難しく考えすぎずにやってみましょう

Alice先生
Alice先生

こちらの記事もお時間あれば読んで研究しておきましょう。大阪大学編です

では実際の問題でどのように訳していくのか考えていきましょう

実際の問題に取り組んでみましょう

There are some good reasons for speaking freely about the possibility of dying to those with fatal conditions. An ill person who strongly suspects approaching death, but is denied the least opportunity to question or discuss this, can feel cruelly isolated if the people around the patient remain silent. The patient may be surrounded by people whose every apparent word or action is designed to deny or avoid the fact that death is approaching , and therefore the patient has an awareness of being deceived.

Karen
Karen

先生、この問題はいきなり下線部から訳すのではなく
やはり一番最初から読むと良いですか?

そうですね。なぜ下線部以外のことが書かれてあるかというと、そこの下線部を読んで、内容を理解するための
鍵のようなものが隠されているのです。

読む場合は前からスラッシュを入れながら、その塊できちんとした日本語でなくても大丈夫なので
意味をつかむようにしながら読んでいきましょう

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

やってみます!
まず下線部も含めて前から訳していきますね!

OK

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

There are some good reasons(いい理由がいくつかある) for speaking freely (率直に話すことについて)about the possibility (可能性について)of dying(死の) to those (人々に対して)with fatal conditions(死を避けられない状態の).

An ill person(病気の人は) who strongly suspects(その人は強く疑っている)approaching death(死が近づいていることを), but is denied(しかしその人は否定されている) the least opportunity (the least opportunityを)to question or discuss this(このことについて質問したり話し合ったりするのを), can feel (感じる可能性がある)cruelly isolated (ひどく孤立していると)if the people around the patient (もし患者の周りの人々が)remain silent(黙ったままでいると).

The patient may be surrounded(患者は囲まれているかもしれない) by people (人々によって)whose every apparent word or action(その人のあらゆる言葉や行動が) is designed (デザインされている)to deny or avoid(否定したり避けるために) the fact (事実を)that death is approaching (死が近づいているという), and therefore (そしてそれゆえに)the patient has an awareness(患者は気づくのだ) of being deceived(騙されているということに).

お!カレンなかなかうまく訳せているんじゃない?

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

はい。なんか思ったよりも文の内容もわかりました。
やはり最初の下線部を引いていないところが大切なんだな
というのは感じました。

「死を避けれられない状態にある人々に対して、死んでしまうかもしれないという可能性について率直に話すことについてはもっともな理由がいくつかある_
ということですね。

そうですね。結構重い内容ではありますが
これから先考えなければならない時もあるので
大切な内容ですね。

また死に感しては自由英作文でのTOPICになることも
多いので日頃からそのような話題を目にした時には
少しだけ考えてみることも大切です。

さあ、では下線部のところを訳していきましょう。

Alice先生
Alice先生

An ill person(病気の人は) who strongly suspects(その人は強く疑っている)approaching death(死が近づいていることを), but is denied(しかしその人は否定されている) the least opportunity (the least opportunityを)to question or discuss this(このことについて質問したり話し合ったりするのを), can feel (感じる可能性がある)cruelly isolated (ひどく孤立していると)if the people around the patient (もし患者の周りの人々が)remain silent(黙ったままでいると).

次のようなことを頭に訳していくといいですよ

Alice先生
Alice先生
  1. 前から訳していく(これは筆者もこのように考えてこの順番で書いているわけだから何が言いたいのかしっかりと把握することができます)
  2. 一文の中の主語と動詞を見つける(英語の基本は主語と動詞です。そのあとに目的語が来たり、その目的語をくわしく説明するために関係代名詞が来たり、副詞節が来たりします)
  3. 日本語は主語の位置はどこでも良いのですが、英語では一番初めにきます。ということはこれが一番言いたいことなのです。そして日本語は動詞は一番最後にくるということを頭に入れて訳してく。

An ill person(病気の人は) who strongly suspects(その人は強く疑っている)approaching death(死が近づいていることを), but is denied(しかしその人は否定されている) the least opportunity (the least opportunityを)to question or discuss this(このことについて質問したり話し合ったりするのを), can feel (感じる可能性がある)cruelly isolated (ひどく孤立していると)if the people around the patient (もし患者の周りの人々が)remain silent(黙ったままでいると).

Karen
Karen

先生、こうやってみてみるとすごくわかりやすくなりますね。
つまりピンクのところが主語というわけですね。

if節がありますが、これは最初に訳してしまった方がいいのですか?

そうですね。先ほども訳し方のところでも言いましたが
筆者は伝えたいことから書いているわけです。
ですから文脈にもよりますが、やはり主語を一番最初に書いてから、if節を訳し、そして最後に動詞部分を訳していく方が
自然な流れにもなり、筆者の想いも伝えられると思います。

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

わかりました!
それと先生the least opportunityの訳し方はどうしたらいいんでしょう。

little-less-leastのleastですよね。

そうですね!難しいですね。ここはtheがついていることととその前にis denied (否定されている)という否定の言葉があることに着目するといいですね。
例えばnot ~ in the leastという文は I didn't feel in the least lonely. で「少しも寂しいと思わなかった」と訳します。全体否定を表す言い方です。littleのニュアンスも活かしつつ訳すといいですね。

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

そっかあ!
はあ「〜な機会を少しも与えられてない」と訳すといいですね。ではやってみますね

An ill person(病気の人は) who strongly suspects(その人は強く疑っている)approaching death(死が近づいていることを), but is denied(しかしその人は否定されている) the least opportunity (the least opportunityを)to question or discuss this(このことについて質問したり話し合ったりするのを), can feel (感じる可能性がある)cruelly isolated (ひどく孤立していると)if the people around the patient (もし患者の周りの人々が)remain silent(黙ったままでいると).

Karen
Karen

死が近づいているのではないかということを強く疑っているけれど、このことについて質問をしたり話し合ったりする機会を少しも与えられていない病人は、周囲の人々が黙ったままでいると、ひどく孤立していると感じる可能性がある

いいですね。では次の部分を訳していきましょう

Alice先生
Alice先生

The patient may be surrounded(患者は囲まれているかもしれない) by people (人々によって)whose every apparent word or action(その人たちの表向きのあらゆる言葉や行動が) is designed (デザインされている)to deny or avoid(否定したり避けるために) the fact (事実を)that death is approaching (死が近づいているという), and therefore (そしてそれゆえに)the patient has an awareness(患者は気づくのだ) of being deceived(騙されているということに).

Karen
Karen

is designed の訳し方が難しいですね。
でも「事実を否定したり避けるためにデザインされている」
ということだから「意図する」という意味を使って表すといいかしら

そうですね。文脈に合っていると思いますよ。

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

頑張ってみます

The patient may be surrounded(患者は囲まれているかもしれない) by people (人々によって)whose every apparent word or action(その人たちの表向きのあらゆる言葉や行動が) is designed (デザインされている)to deny or avoid(否定したり避けるために) the fact (事実を)that death is approaching (死が近づいているという), and therefore (そしてそれゆえに)the patient has an awareness(患者は気づくのだ) of being deceived(騙されているということに).

Karen
Karen

その患者は表向きのあらゆる言葉や行動が死が近づいているという事実を否定したり避けるために意図的に取り繕っている人々によって取り囲まれているかもしれない。
そしてそれゆえにその患者は騙されているということに気がつくのだ。

カレン、とてもうまく訳せたじゃない?

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

はい!落ち着いてパッセージ全体のイメージを
大切にしながら、そしてきちんと主語動詞に気をつけながら
訳してくと訳せますね!

関係代名詞や同格のthatもとてもうまく訳せていますよ。

Alice先生
Alice先生

このようにきちんと精読ができると実は英文和訳だけでなく、長文を速く正確に読むことができるようになります。

常に筆者の気持ちになって前から読んでいくこと

そして和訳の部分はまずは前から訳した上で、美しい日本語になるように組み立てていくといいのです。とてもシンプルなやり方ですよね。

それではもう一題解いていきましょう。

もう一題解いていきましょう

Last July, I went to Honolulu to meet Fred and to spend the summer with my parents. My parents and I have a warm relationship, even though, or perhaps because, I don't speak to or visit them frequently; until my most recent trip there, the previous July, I hadn't seen them in six years. I live in New York, and they live in Hawaii, and (あ)while it is true that traveling to the islands requires a certain commitment of time, the real reason I stayed away is that there were other places I wanted to visit. 

Karen
Karen

頑張ってみます!

Last July(去年の7月に), I went to Honolulu (私はホノルルに行った)to meet Fred (フレッドに会うために)and to spend the summer(夏を過ごすために) with my parents(私の両親と). My parents and I(私の両親と私は) have a warm relationship(暖かい関係を持っている), even though,(〜だけど) or perhaps because(または多分〜だから), I don't speak to(話したり) or visit(訪れたりしないから) them(両親を) frequently(頻繁に); (実際)until my most recent trip there(私が一番最近ハワイを訪れたのは), the previous July(去年の7月だが), I hadn't seen them in six years(それまで私は6年間彼らに会ってないのだ). I live in New York(私は日本に住んでいて), and they live in Hawaii(両親はハワイに住んでいる), and (そして)(あ)while it is true(本当だが) that traveling to the islands (島に訪れることは)requires(必要とする) a certain commitment of time(ある程度の時間の拘束を), the real reason (本当の理由は)I stayed away(私が離れたところにいた) is that there were other places(他の場所があったからだ) I wanted to visit(私が訪れたい). 

Karen
Karen

先生、下線部のところではなくてちょっときになる場所があるんですけどいいですか?

もちろん!どこかな?

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

even though,(〜だけど) or perhaps because(または多分〜だから), I don't speak to(話したり) or visit(訪れたりしないから) them(両親を) frequently(頻繁に); (実際)until my most recent trip there(私が一番最近ハワイを訪れたのは), the previous July(去年の7月だが), I hadn't seen them in six years(それまで私は6年間彼らに会ってないのだ)

このeven though, とor perhaps because からfrequentlyのところをどのように訳したらいいのかよくわからないんです。

確かにわかりにくいですね。

でもカレン、even thoughってどのように使う?

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

Even though I slept a lot, I'm still sleepy.
(たくさん寝たけど、まだ眠い)

みたいなかんじですか?

そうね!よくわかってるじゃない!
even thoughの後に何が来てる?

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

I sleptという主語+動詞が来てます!

あ!

そっかあ!その後にperhaps because とあるけどこの後にも主語+動詞が続いてるから同じものが来るということ?

つまりeven though (I don't speak to or visit them frequently )
, or perhaps because, I don't speak to or visit them frequently ということですか?

そうなの!よく気がつきましたね!このような部分は和訳させるところにもなりやすので要注意です。

さらにここのor はどのように訳しますか?

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

え?orって「または』という意味じゃないんですか?

カレン、長文の
中で出て来るorには要注意よ!「それとも」の意味じゃないことも多いの

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

え〜???
知らなかった!

orの使い方には注意

  1. ~か、~ないし~・Would you like to have tea or coffee? : (お茶[紅茶]かコーヒーでもいかがですか?)
  2. そうしなければ、さもなければ Study hard, or you'll fail the exam.(勉強しなさい。さもなければ試験で失敗してしまいますよ)
  3. すなわち、つまり  John studies economics, or the study of how a society organizes its money(彼は経済学、つまりどのように社会がお金を使うのかということを研究している)
Karen
Karen

おお!
もしかして、この最後の「すなわち」「つまり」という
意味ですか?

そうですね。長文和訳などに出て来るorにはそのような意味で使うことも多いのでチェックしておきましょう!

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

おお!いいこと聞きました!
じゃあ訳してみます!

even though, or perhaps because, I don't speak to or visit them frequently

Karen
Karen

「私は両親に頻繁い蓮楽を取らないしあいにくこともないが、でもだからこそ」みたいに訳せるといいですか?

そうですね。これなら原文の意味もしっかりと
伝えられますね!

Alice先生
Alice先生

下線部を訳してみましょう

while it is true(本当だが) that traveling to the islands (島に訪れることは)requires(必要とする) a certain commitment of time(ある程度の時間の拘束を), the real reason (本当の理由は)I stayed away(私が離れたところにいた) is that there were other places(他の場所があったからだ) I wanted to visit(私が訪れたい). 

Karen
Karen

やってみます

「一方で島を訪れることは、ある程度の時間拘束が求められることは真実だが、疎遠になっていた本当の理由は、私に他に訪問したい場所があったからだった。」

そうですね。悪くないと思います。
Whileも「一方で」と訳していてOK!

ただ、このit is true that~の構文のthat節の中の主語はtraveling to the islandsですね。

つまりものが主語であるいわゆる物主構文なんです。ということはそのまま訳してしまうと少し日本語としてつながりに違和感を感じてしまいますよね

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

確かにそうですね!

物主構文の訳し方

ものが主語の時の構文は,
その主語を副詞節のように訳すと
自然な訳になるんですよ。

例えば物主構文でよく出て来るこの文を見てくださいね

Alice先生
Alice先生

The heavy rain prevented us from going on a picnic.

Karen
Karen

よく出てきますね。
そのまま訳すと
「ひどい雨が私たちをピクニックに行くことを妨げた」
となりますよね。

こんな時どう訳せばよかったんでしたっけ?

物主構文は主語を副詞的に訳す

こういう時は主語を副詞的に訳すといいんですよ
つまり「ひどい雨のせいで私たちはピクニックに行けなかった」みたいに訳すのです

英文だとWe could not go on a picnic because of the heavy rain. となります。

物主構文は非常に英語的な表現なので、英作文の時には
ぜひ使って欲しいのですが、

和訳の時には注意してくださいね!

Alice先生
Alice先生
Karen
Karen

わかりました!

では副詞的に訳してみますね

「島に訪れることである程度の時間の拘束を求められるのは真実ではあるが、私が疎遠になっていた本当の理由は私が他に訪れたい場所があったからだった。」

これをもう少しわかりやすく訳すとこうなるかしら。。

「ハワイへ会いにいくためにはかなりの時間を割かなければならないというのは確かだが、私があまり両親を訪問しない本当の理由は他に訪れたい場所があるからだ。

あ、なんか前よりも自然な日本語になった気がします!

まとめ

さあ、ここまで東大英語の英文和訳の一部を解いてもらいましたがいかがでしたか?

実は高校の授業をきちんと聞いていればきちんと訳すことができるんですね

もう一度今回の和訳で気をつけるところを書いておきますね!

Alice先生
Alice先生
  1. 前から訳していく(これは筆者もこのように考えてこの順番で書いているわけだから何が言いたいのかしっかりと把握することができます)
  2. 一文の中の主語と動詞を見つける(英語の基本は主語と動詞です。そのあとに目的語が来たり、その目的語をくわしく説明するために関係代名詞が来たり、副詞節が来たりします)
  3. 日本語は主語の位置はどこでも良いのですが、英語では一番初めにきます。ということはこれが一番言いたいことなのです。そして日本語は動詞は一番最後にくるということを頭に入れて訳してく。
  4. 物主構文は主語を副詞的に訳すと自然な日本語になる
  5. 言い換えのorには気をつけましょう
  6. whileには「SがVする一方で」という意味があることを忘れないようにしましょう
Karen
Karen

先生!これからもがんばります!

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