大学受験 長文読解

国公立大学二次試験英文和訳・・京都大学

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期末試験が真っ只中の三年生も、予備校で頑張っている人たちも、おうちで目標大学にむけて頑張っているひとたちもいらっしゃると思います。

今年ももう半分が過ぎました。そして共通テストまであと五ヶ月半、そして二次試験までも六ヶ月半となりました。

Time flies like an arrow.

時はあっという間に過ぎていきます。そして共通テストを受けてから二次試験の勉強をするのはあまりにもギリギリ過ぎます。今から1日に少しずつでいいので二次試験に向けての対策をしていくことも必要なのです。

Rui
Rui

Alice先生はろー。

期末も終わったので本格的に二次試験の練習もしていきたいと思っています。

よろしくお願いします。

おお!Rui

いいことですね。今から少しずつ二次対策をしていくことは

同時に共通テストの英語、つまり長文をしっかり読み解くためにも

とても役立つので素晴らしいことだと思いますよ。

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

はい!僕は京都大学を目指しています。

自宅からも通えるしやりたいことがあるので絶対に合格したいんです。

今からしっかりと目標があるということは素晴らしいことです。

今日は京都大学の問題から英文和訳をしていこうと思っています。

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

わかりました!楽しみにしています。

よろしくお願いします❤️

京都大学の英文和訳にトライしてみよう

 Like all living things, insects are best viewed in the light of their ecological context, the plants and other animals with which they associate. The living organisms in any ecosystem-a woodland, a pond, or even a cultivated field-form an integrated community of interdependent organisms. Living within its community, an animal may survive; separated from its community, it will surely perish. ②Trying to understand an insect taken out of its ecological setting is as futile as trying to see significance in a single word lifted from its context.

さあ、なんのお話かさっと読んでわかりましたか?

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

はい!昆虫についてのお話ですね。なんとなく意味はわかるんだけど

実際に下線部を日本語に訳そうと思うと難しいですね。

そうですね。よく時間がないからといって下線部のみをいきなり訳していこうという人も

多いのですが、なぜ下線部をひいていないところがあるのかわかりますか?

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

あ、そっか!

下線部のみだけを読んでわかるならそもそもそれ以外の部分はいらないということですよね。

おお!よく気がつきましたね。そうなんです。下線部を日本語にする際に

必要なことが実は下線部を引いていない部分にもたくさんあるのです。ですから今日はこのパッセージの

下線部の引かれていない場所からじっくりと訳していきましょうか?

Alice先生
Alice先生

第一文を訳していきましょう

Like all living things, insects are best viewed in the light of their ecological context, the plants and other animals with which they associate.

ではいつものように英文を前から訳していきましょう。これがネイティブの方達が考えている

思考法でもあるわけですからそのまま意味の塊で前から理解していくようにしましょうね。

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

はい!

Like all living things, (すべての生き物と同じように)insects are best viewed(昆虫は最もよく見られる) in the light (光の中で)of their ecological context(彼らの生態学的な文脈の中で), the plants and other animals(植物と他の動物) with which they associate(彼らと関わっている).

うんうん。塊の訳し方としては悪くないですよ。

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

でも先生訳しはしましたが疑問点がいくつかあります。

①in the light of~の訳し方

②in the light of their ecological contextとそのあとのthe plants and

other animals with which they associateとの関係

③contextは僕は「文脈」という意味でしか知らなかったけど

他にも意味があると思います

④with whichのwhichはthe plants and other animalsなのかな。

⑤with which they associateのtheyはinsectsのことかな。

お!Ruiいろんないい質問がでてきましたね。では一つずつ解決していきましょう。

Alice先生
Alice先生

①in the light of~の訳し方

in the light of〜は直訳すると「〜の光の中で」ということになりますね。そのまま「〜に照らしてみると」と訳してしまってもいいかもしれませんが lightには

public knowledge/ a particular aspect or appearance presented to view

という意味があります。つまり「見方、見地、知性」といった意味があるので

「〜の観点から・〜を考慮すると」のように訳してもいいと思います。

in the light of ~「〜を考慮して・〜の観点から・〜に照らしてみると」
= in view of~/from one's point of view/ in terms of~/in light of~
Rui
Rui

光という感覚を大切にして訳してみてもいいんですね!

そうですね。光を当てることによってわかることがあるというところから

来ているのですね。「〜に照らして考えてみると」などどしてもいいですね。

Alice先生
Alice先生

②in the light of their ecological contextとそのあとのthe plants and other animals with which they associateとの関係

Rui
Rui

先生、このコンマを挟んだ二つの句の関係がよくわかりませんでした。

確かに。their ecological contextとそのあとの関係気になりますよね。ここは実は

their ecological contextとthe plants and other animals with they associateとが同格の

関係になっているのです。

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

え?

their ecological context=the plants and other animals with they associate

ということなんですか?

そうです。Ruiが四番で質問してくれたように

Ruiの知っているcontextの意味はここでは少し合わない気持ちがしたわけですよね。

それは多分Ruiだけでなくこの文を読むであろうほとんどの人が考えることであろうと

筆者は考えて説明してくれているのです。

Alice先生
Alice先生

英語の文を読む時には「抽象から具体へ」と考えて読むようにすると分かりやすくなります。日本語では例えば「全速力で雨の中を全速力で走る少年」のように少年についての説明をちゃんとしたあとに「少年」という言葉がきますが、英語ではA boy running through the rain at full speed

のようにまず「少年」と言ってからそのあと具体的にどんな少年か述べていくわけです。関係代名詞節でもまず何かの名詞を言ったあとでその名詞を具体的に説明しているわけですね。A boy who is running through the rain at full speed

のようになりますね。

Rui
Rui

ああ!そういうことなんですね❤️わかりました。ではここがecological contextというのがよくわからなくても次を読めば具体的にその内容が明らかになるということなんですね。そう考えるとますますcontextという単語の意味も気になります。

では次にcontextの意味を考えてみましょう

Alice先生
Alice先生

③contextの意味

そうですね。contextは「文脈」という意味をおばえている人も

多いと思うし、その意味を知っていることも素晴らしいと思います。

それは多分日本の多くの辞書が「文脈」の意味を先に示しているからもあると

思います。アルクの英辞郎を見てみると・・・

Alice先生
Alice先生
アルク英辞郎より
Rui
Rui

あ、本当ですね。

そして文脈以外に「(事件などの)事情・背景・状況」という意味もあるんですね。

そうですね。contextの語源はtextからも想像できると思いますがcon-textで考えてみると

わかりやすいですね

Alice先生
Alice先生

語源 context (1400-1500) Latin contextus “connection of words”, from contexere “to weave together”, from com- (→ COM-) + texere “to weave”

ただ、英英辞典をチェックしてみると英和辞典と「文脈」と「事情・背景・知識」の意味の説明の順番が逆になっているところも面白いですよ。

Alice先生
Alice先生
Cambridge Dictionaryより

Longmanでも・・・

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

ほんとですね!時には英英辞典を調べてみるのも面白いですね。つまり「事情や背景」と言った

意味で普段使うことが多いということですね。

そうですね。ただここでは多分次の文を読むと納得できると思うのですが「環境」と訳してみると

ぴったりとくるかもしれません。

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

わかりました♡

④with whichのwhichはthe plants and other animalsなのかな。

まさにその通りですね。このwhichは the plants and other animalsの代わりに使われている関係代名詞ですね。

Alice先生
Alice先生

どのように使われているのか例文を使って考えてみましょう。

This is the pen with which he draw this picture.(これは彼がこの絵を描くのに使ったペンだ)を見てみると

This is the pen.という文とHe draw this picture with the pen.という文が一つになった文だと考えられますね。

Rui
Rui

よかったです。やっぱりそうなんですね。

⑤with which they associateのtheyはinsectsのことかな。

Rui
Rui

これはやはりtheyはinsectsのことじゃないかと思うんですけど。

そうですね。associateはassociate with~で「〜と関わる」という意味があるので

この前の部分とつなげて考えてみるとどうなるかな?the plants and other animals with which they associateのところです♡

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

はい!the plants and other animals with which they associateは

「昆虫が関わりを持っている植物や他の動物」と訳すことができました💡!

いいですね。それではもう一度この文をもう一度考えてみましょうか

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

Like all living things, (すべての生き物と同じように)insects are best viewed(昆虫は最もよく見られる) in the light (照らし合わせて)of their ecological context(彼らの生態学的な環境と), the plants and other animals(つまり植物と他の動物と照らし合わせて) with which they associate(昆虫と関わっている).となり自分の頭の中でうまくつながって気持ちがするので訳してみますね。

すべての生き物と同様に、昆虫は彼らの生きている生態学的な環境、つまり昆虫が関わりを持っている植物と他の動物と照らし合わせてみてみると最も良く見える。

いいですね。whichが何を表しているのか、theyが何を表しているのかもはっきりとして

そしてcontextも「環境」と訳しているところもいいですね。これは次の文をしっかりと読んでいくとその意味もわかるので次の文も読んでいきましょうか!

Alice先生
Alice先生

二文目を訳していきましょう

The living organisms in any ecosystem-a woodland, a pond, or even a cultivated field-form an integrated community of interdependent organisms.

さあ、この文も訳してみましょうか?

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

はい!

The living organisms(生き物たちは) in any ecosystem(どんな生態系の中にあっても)-a woodland,(森林地帯) a pond, (池)or even a cultivated field(あるいは耕された畑でさえも

)-form(形成する) an integrated community(一つの統合された共同体を)of interdependent organisms.(相互に依存する)

というこなのでここは和訳きちんとできそうです。

はい!やってみてくださいね♡

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

生き物たちは、どんな生態系の中においても、つまり森林地帯、池、あるいは耕された畑の中にさえおいても、相互に依存している一つの統合された共同体を形成する。

いいですね。それではいよいよ下線部の部分を訳していきましょうか!

Alice先生
Alice先生

三文目(下線部を訳す問題①)を訳していきましょう

Living within its community, an animal may survive; separated from its community, it will surely perish.
Rui
Rui

短い文ですがなんか難しそう。

Living within its community(その共同体の中で住むこと), an animal may survive(動物は生き延びるかもしれない); separated from its community(その共同体から引き離される), it will surely perish.(それは必ず滅びる)

う〜ん。なんとなくはわかるけど・・・またまた質問があります

OK.ここは問題にもなっているところなのでしっかりと訳していかないといけませんから

疑問点は解明しておきましょう。

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

はい!まずは

①Living within its communityはなんでしょうか。Livingは「住むこと」ではないとわかりますが

どんな文法だったか・・

②its communityのitsはそのあとのan animalのことかな。

③;はどんな意味ですか?

④separated from its communityも過去分詞になっているのはどういうこと

⑤このitもan animalのことですか?

①Living within its communityはなんでしょうか。

これは簡単です。分詞構文なんですよ。

Alice先生
Alice先生
分詞構文とは・・
簡単に言うと副詞の働きをしているもので
Because I ate a lot, I was full.(たくさん食べたので私はお腹いっぱいだった)という文から分詞構文の文にしていくと・・・
Becauseを消すと I ate a lot, I was full.となる。
これは英文としては成り立たない文になるので(英語ではSV, S'V'という形の文は成り立ちません。必ずand, butなどの接続詞や、when 節、if節、 Becuase節などの接続詞を使ってSVとS'V'をつなげます)
副詞節と主節の主語が同じなので副詞節の主語をとる
動詞の時制がateとwasで同じなのでateを現在分詞に直す
そうなると
Eating a lot, I was full.
となります。これが分詞構文の一つとなります。
Rui
Rui

あ!思い出しました!分詞構文!「〜している」と訳せるときは〜ingで

「〜される」と訳せるときには過去分詞を使ってますよね。

そうですね。基本的には分詞構文は〜ingで始まります。過去分詞で始まっていると思えるものも

実は(Being )+過去分詞ということで受け身を作るときのBe動詞が〜ingとなっているものを

省略しているんですね。

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

あ。そう考えるとこのあとのseparatedという部分も実は

(being) separatedということなのですか?

おお!まさにそのとおりですよ!これは④のところでもう少し詳しく説明しましょうね。

Alice先生
Alice先生
分詞構文の意味
①付帯状況(〜しながら)
②原因・理由
③時
④条件
⑤譲歩
など様々な意味があります。詳しくはお持ちの参考書でしっかりとチェックしておきましょう。実際に長文の中には
多く出てきます。入試の文法問題にもよく出てきますのでしっかり覚えておきましょう。分詞構文をマスターするには前後の文章から文脈をしっかりとつかめていることも実は大切なんですね。

ここのLiving within its community, an animal may survive.というこの部分は文脈から
If an animal live within its communityだと考えられるので「もしその動物の共同体(コミュニティ)の範囲内で暮らしていれば」と考えるといいでしょう。

②its communityのitsはそのあとのan animalのことかな。

Rui
Rui

わ!今先生が既に上のところで答えてくださいましたね!

やっぱり動物のことですね。ここは「ある動物が」のように訳してみるのもいいのですか?

そうですね。ここはあえてanimalsと複数形になっていないところが

ポイントだと思います。ある一つの種がという意味で使われているとおもうのでそのように

訳してみてもいいと思いますよ。

Alice先生
Alice先生

③;の記号の意味は・・?

Rui
Rui

先生、この記号長文を読んでいたらよく出てくるし、結構下線部を訳しなさいという部分で出てくるような気がします。

そうですね。下線部訳以外でも長文を読んでいる時に

その文章を理解するのに大きな役割があるんです。ここで覚えておきましょう。

Alice先生
Alice先生
長文に出てくる記号の中で:(コロン)と;(セミコロン)について軽く説明しておきます。
①:(コロン)の使い方

必ず完全文(主語+動詞〜の文)につないで使います。
1. 例示      I like to dance in many different genres:Ballet, jazz, hip hop, street dance, break dance.
2.補足説明    I like to walk in the morning:it always makes me relaxed and refreshed.
3.強調 Don't forget: think before you speak.
4.引用 Shakespeare said it best: “The night is long that never finds the day.”

②;コロンの使い方

必ず完全文と完全文の二つを繋ぐ役割があります。ピリオドで表すより2つの文に関係性があることを表します。

Practicing soccer made me tired; now it makes me happy.

その文脈によってand , so, butなどと同じ意味でつかわていると考えるといいでしょう
Rui
Rui

先生、コロンとセミコロンって見た目は似ているけど

使い方がちょっと違うんですね。

そうですね。簡単にいうとこんな感じでわけられるということです。

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

ということは、ここも

Living within its community, an animal may surviveという文と

separated from its community, it will surely perish.を何かの接続詞でつないでいると考えるといいですね。separated from its community, it will surely perish.の文を訳してからどうつなげるかを考えてみます。

いいですね。文脈をつかむことはやはりとても大切になりますね。

Alice先生
Alice先生

④separated from its communityも過去分詞になっているのはどういうこと

Rui
Rui

ここはさっき先生が教えてくださったように分詞構文なんですね。

そうですね。もとの文がどのような文か文脈から想像してみましょうか。

主語がseparated~の方にないということは主節の文の主語と同じということなのでitが

separatedの節でも主語だということが分かりますね。

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

このitは⑤でも質問はしてるけどan animal のことだと今はわかるから

「もしan animalがそのcommunityから孤立してしまうと」と考えられるかな。つまり

if an animal is separated from its communityと考えるといいと思う。

そうですね。それでいいと思いますよ。

Alice先生
Alice先生

⑤このitもan animalのことですか?

Rui
Rui

こうやってちゃんと読んでいくと自信を持ってこのitもan animalを指していると

思えるようになりました!やはりなんとなく訳していると足りないことが

たくさんあるんですね。

そうですね。文と文の間にある意味

between the linesといいますが、行間にある意味をしっかりと掴んでいく練習を

してほしいですね。

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

ではここも訳し直してみます。

Living within its community(その共同体の中で住んでいれば), an animal may survive(ある動物は生き延びるかもしれないが); separated from its community(その共同体から引き離されると), it will surely perish.(それは必ず滅びるであろう)

となるので
「自分の共同体の範囲の中に住んでいれば動物は生き延びるかもしれないが、もしその共同体から引き離されたとすると、その動物は必ず死んでしまうだろう」

そう。ここではこの共同体というのが下線部より前で訳してくれた部分、つまり昆虫は他の植物や動物とともに依存しあった共同体を形成するというこの共同体のことを意味しているわけです。そしてこのことが実は次の下線部②の意味をとらえるときにも重要な役割を果たすのです。

Alice先生
Alice先生

4文目(下線部②の部分)を訳していきましょう

②Trying to understand an insect taken out of its ecological setting is as futile as trying to see significance in a single word lifted from its context
Rui
Rui

最後なので今までの文を訳したことを生かして訳していきたいです

②Trying to understand(理解しようとすることは) an insect (昆虫を)taken out (取り出された)of its ecological setting (その生態系の環境から)is as futile (同じように無益である)as trying to see (見ようとすることと)significance(重要性を) in a single word(ある一つの単語の中に) lifted (抜き出された)from its context(その文脈から)

おお!今回はなかなかいいんじゃないのかな?

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

はい!今までしっかりと読んできたので繋がりがすごくわかります。そして

先生

context!!

気がつきましたね♡そう、このcontextは一番最初のcontext(環境)の意味とはちがって

本当に文脈という意味だと考えるといいですね。

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

はい!つまりここでは

昆虫=単語

生態上の環境=文脈ということですか?

まさにその通りです♡

ではきちんと訳していきましょう。

Alice先生
Alice先生
②Trying to understand an insect taken out of its ecological setting is as futile as trying to see significance in a single word lifted from its context.

Trying to understand(理解しようとすることは) an insect (昆虫を)taken out (取り出された)of its ecological setting (その生態系の環境から)is as futile (同じように無益である)as trying to see (見ようとすることと)significance(重要性を) in a single word(ある一つの単語の中に) lifted (抜き出された)from its context(その文脈から)

「その生態系の環境から取り出された昆虫を理解しようとすることは、文脈から抜き出されたある一つの単語の中に重要性を見ようとすることと同じように無益である。」

いいですね♡

Alice先生
Alice先生

全文訳を見てみましょう

 Like all living things, insects are best viewed in the light of their ecological context, the plants and other animals with which they associate. The living organisms in any ecosystem-a woodland, a pond, or even a cultivated field-form an integrated community of interdependent organisms. Living within its community, an animal may survive; separated from its community, it will surely perish. ②Trying to understand an insect taken out of its ecological setting is as futile as trying to see significance in a single word lifted from its context.

すべての生物と同様に、昆虫は彼らの生きている生態学的な環境、つまり昆虫が関わりを持っている植物と他の動物と一緒にいるという環境に照らし合わせてみてみると最も良く見える。生物は、どんな生態系の中においても、つまり森林地帯、池、あるいは耕された畑の中にさえおいても、相互に依存している一つの統合された共同体を形成する。自分の共同体の範囲の中に生きていれば動物は生き延びるかもしれないが、もしその共同体から引き離されたとすると、その動物は必ず死んでしまうだろう。その生態系の環境から切り離された昆虫を理解しようとすることは、文脈から切り離されたある一つの単語の中に意味をを見出そうとすることと同じくらい無益なことである。


言葉には色々な解釈がありますがまさにcontextをどうとらえるかということは

英文を読む上では本当に重要なことになります。自分でおうちで勉強しているときに

自分の知っている単語の意味で訳してみるとどうもこのお話の筋に合わないなと思うときには

ぜひ辞書をひいてみてください。あなたの知らなかったその単語の別の意味に出会うこともできるはずです。ここでは最初のcontextは「環境」と訳しても「背景」ととらえてもいいかもしれませんね。

ただ知っている単語の意味をなんとなく並べていって和訳するところから

筆者がどのようなことを伝えたいのかということを考えながら英文を前から理解するようにしてくださいね。

Alice先生
Alice先生
Rui
Rui

先生、凄く勉強になりました。夢に向かってさらに

頑張っていきます!

おお!いいね!先生もいつも応援してます。わからないことがあれば

いつでも 

質問してね。

Alice先生
Alice先生
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