さあ、次はグラフや表のある長文ですね。今回は目がクラクラしそうな図でしたね!しかも計算もしなければなりませんでした。きちんと長文の内容が読めていれば解けますが、一緒に見ていきましょうね。
第4問の設問・解答・和訳・解説
問1
では問1を見てみましょう。そしてこの答えを求めて本文を読んでいきます。
この図で五回の投球によって得られたトータルスコア(合計得点)はいくらか?
では何かを五回投げて、その点を足していかなければならないんだなと思いながら読みます。
1:スポーツの指導者や選手たちはパフォーマンスをさらに向上させるためにどのようにトレーニングプログラムが設計できるのかということに興味を持っている。練習の順序は、練習量を増やすことなく学習成果を容易にする容易にする潜在的な力を秘めている。どのように様々な練習のスケジュールが投球のパフォーマンスに影響を与えるのかということを調べるために、ある研究が行われた。
2:この研究において、小学生が床に置かれた的に向けてテニスボールを投げた。小学生は的から3、4、5メートル離れた3箇所の投球するポイントからボールを投げた。的は中心部が(20センチ幅)と外側に向かって広がる9つの輪で構成されていた。この9つの輪は投球の正確性を示すための区画としての働きをした。もしボールが的の中心に当たれば100点をもらえた。もしボールが外側の区画に当たったら、中心部から90,80,70,60,50,40,30,20,10点が場所に応じて与えられた。もしボールが的を外れたら無得点となった。もしボールが二つの区画を分ける線の上に当たった場合は高い方の得点が与えられた。
さあ、ここまで読んでくるとこの辺りかなとわかりますね。次の段落をさっと見てみると生徒たちを三つのグループに分けた。とあるのでもう話の内容は変わっていると考えられるのでここで解いていくといいですね。では図を見てみましょう。ここで気をつけないといけないのは上の訳文の太字の部分ですね。
ということで中心部分に近いところから見てみると、80,50,50,30,20ですね。これを全て足してみると230になります。ということで答えは④の230点ですね!
はい、ここで次の問題を見てみましょう。
問2
その実験について正しいのは次の記述のうちでどれか?
では実験についてさらに詳しく次の段落を読んでいきましょう。
3:生徒たちは3つに分けられたグループに分けられた。「Blocked」「Random」「Combined」の3つのグループである。全ての生徒たちが上手投げで的の中心にボールを当てるように指示された。この研究の初日はトータルで81球の投球練習を完了させた。「Blocked」グループの生徒は3つのうちのある一箇所の投球地点から27回投げ、続けて27回次の場所から投げ、最後の投球地点から27球を投げて投球を終えた。「Random」グループは生徒たちは研究者らが事前に細かく指示を行なった投球地点の順序に従って31回投球した。このグループでは同じ投球地点から続けて2回以上投球することは許されてなかった。「Combined」グループでは初めは「 Blocked」グループのスケジュールで練習し、徐々に「Random」グループのスケジュールへと移行していった。その翌日全生徒が12球の投球能力テストを終えた。
ここで問3はどうだろうと見てみると結果について尋ねているところなので問2に答えは第二段落でわかると考えられますね。では選択肢を見てみましょう。
① 「Blocked 」グループによって同じ一番前の場所から81回の投球がなされた。
② 「Combined」グループでは実験全体を通じて的からの距離は変わらなかった。
③ 「Combined」グループ様々な投げ方で同じ投球地点から投げていた。
④ 「Random」グループにおいては、同じ投球地点から3回連続で投げることはルールに反しているとされた。
①はいろんなところから投げているから❌、②はどちらのグループのやり方もしているので距離はいろいろだから❌、③は様々な投げ方はしてない。そもそも全ての生徒は上手投げでとあるので❌、
④は本文に二回以上連続して投げてはいけないとあるのでこれが正しいですね。consecutive は「連続して」という意味でin a row「連続して」と同じ意味です。
本文と選択肢では違う表現で表されることが多いので、同意語はしっかりと出てきた時に覚えておくようにしましょう。
では問3へと進みましょう。
問3
実験の結果について正しいのは次の記述のうちどれか。
ということで実験結果はどんなものなのか興味を持ちつつ読んでみましょう。
4:この結果によると81球の練習の中では「Blocked」グループの成績が他のグループと比較して低かったということがわかる。投球能力テストのスコアもさらに分析された。「Combined」グループが3つのグループの中で最も良い成績を収めた。続いて「Random」グループ、そして最後は「Blocked」グループであった。ボーリングや野球、そしてバスケットボールといった他の投球動作のためのトレーニングにおいて大人が同じような結果を出すかどうかについてはまだ不明である。このことについては次のセクションで述べていくこととする。
この太字のところまでが実験に関することだとわかりますので、ここで選択肢を見てみましょう。太字を見るといいスコアからCombined-Random-Blockedとなりますね。ということで・・・・・
① 「Blocked」グループは練習と技能テストの両方において最高得点だった。
② 「Blocked」グループは技能テストで3つのグループの中で最低のスコアを示した。
③ 「Combined 」グループは技能テストで、「Random」グループより正確性が低かった。
④ 「Random」グループは練習と技能テストの両方で正確性が最も低かった。
となりますね。最初にわかっておくと選択肢を見るときにも見やすいですよね。
では問4へ進みましょう。
問4
このレポートにおいて次に議論される可能性が最も高いのはどれか。
ということで、これも先ほどの第四段落の太字以下の部分を読むと、
ボーリングや野球、そしてバスケットボールといった他の投球動作のためのトレーニングにおいて大人が同じような結果を出すかどうかについてはまだ不明である。このことについては次のセクションで述べていくこととする。
とあるわけだから、「様々な投球動作、または大人はどうか」ということを次のセクションでとあるので・・・・
① 下手投げの精神的なイメージトレーニング
② より年齢の低い生徒たちの動きの観察
③ 目を閉じた状態での上手投げ投球
④ 様々な種類の投球の動作
ということで、④しかありませんね。
まとめ
このような問題をどのような順番でどう読んでいくかということで、このような問題は確実に解くことができます。
ちゃんと読めていましたか?もう少し詳しく読み方を知りたければ、こちらの記事も目を通しておくといいですよ。